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<登録有形文化財答申>伝統意匠巧みに構成 青葉神社(仙台市)

青葉神社本殿の南に立つ入り母屋造りの拝殿

 1873年に創建され、仙台藩祖伊達政宗を祭る。答申された文化財は1922年建築の本殿、27年の拝殿など6件から成る。
 本殿は、屋根前方が長く伸びる三間社流(さんげんしゃながれ)造り。突き出たはりの端「木鼻(きばな)」に幾何学的な彫刻を施し、桁の上に乗せて屋根を支える部材「蛙股(かえるまた)」は鎌倉や室町時代の趣がある。伝統的な意匠を巧みに構成した。
 本殿の四方はヒノキを用いた透塀(すきべい)で囲い、聖域を形成する。塀の正面中央に開く中門は、切り妻造りの四脚門で、続く祝詞舎にも木鼻や蛙股がある。
 権禰宜(ごんねぎ)の片倉圭司さん(36)は「藩祖を祭った人々の思いをつなぎ、日本の匠(たくみ)の技が結集した青葉神社を文化財として伝承したい」と話した。



 国の文化審議会は16日、「棚倉城跡」(福島県棚倉町)など9件を新たに史跡に指定し、保護するよう答申した。
 150年前の戊辰戦争で自刃した会津藩の白虎隊士を祭る「会津飯盛山白虎隊士墳墓域」(会津若松市)や「丹藤氏(たんどうし)庭園」(弘前市)など3件を登録記念物にするよう答申。1873年に創建された「青葉神社」(仙台市)など185件の建造物を登録有形文化財とすることも求めた。


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2018年11月17日土曜日


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