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包丁研ぎ、魚さばき、快眠指導…プロの技教えます 仙台の2商店街で「まちゼミ」ファン拡大目指す

ペットショップでスタッフの飼い犬の爪を切る佐藤理事長(左)

 仙台市青葉区宮町と近接する泉区南光台の両商店街は、商店主が各店で扱う商品などの知識を生かした講座を無料で開催する「得するまちのゼミナール」(まちゼミ)を始めた。12月10日までの1カ月間、店の特徴や店主の人となりを知ってもらい、新たな商店街のファン獲得を目指す。

 まちゼミは、商店主やスタッフが講師となり、プロならではの専門知識や技術を受講者に伝授する。愛知県岡崎市の中心市街地の商店街で2002年に始まり、全国に広がった。
 宮町、南光台の両商店街からは計35店舗が参加。刃物研ぎ店による包丁の手研ぎ実演、すし店の魚さばき方教室、布団店の快眠指導など40講座をそろえた。1講座は1時間〜1時間半で定員は3〜7人程度。
 開催を主導した宮町商店街は仙台東照宮の門前町として知られ、南北約1.5キロの宮町通りの沿道に店舗が立ち並ぶ。1988年の設立当初は組合員が100を超えていたが、現在は76まで減少した。
 宮町商店街振興組合の佐藤広行理事長(57)は「70〜80代の商店主に跡取りがなく、店を閉めるケースが相次いでいる。若手の新規参入もあるが、街の中核だった店がなくなるのはさみしい」と語る。
 佐藤理事長らが各店の売り上げを伸ばす方策として考えたのが、まちゼミだった。岡崎市の岡崎まちゼミの会の代表を招いて6月から勉強会を実施するなど、準備を進めてきた。
 今月2日には宮町、南光台の両商店街の周辺約3万1800戸にまちゼミのチラシを配布。チラシは宮町商店街のホームページにも掲載し、各店舗への予約の受け付けを始めた。
 自身も経営するペットショップで飼い犬の爪切り講座を開く佐藤理事長は「専門店に入るのは難しいと思われがち。まちゼミをきっかけに気軽に来られる雰囲気をつくり、顔の見える関係という商店街の魅力をPRしたい」と話す。
 連絡先は宮城県商店街振興組合連合会022(222)5560。


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2018年11月17日土曜日


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