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<楽天>選手と共に課題探る/三木2軍新監督に聞く

打撃指導する三木2軍監督

 東北楽天の2軍監督に前ヤクルト2軍チーフコーチの三木肇氏(41)が就任した。日本ハム、ヤクルトで指導経験があり、強いチームの根幹である育成を任される。今後の2軍の方針や目標などを聞いた。(聞き手は中村紳哉)

 −仙台での秋季練習、倉敷での野手陣の秋季キャンプに参加しての感想は。
 「秋はチームのことを知ることに努めた。指導者は観察する力が大切だと思っている。選手やスタッフをしっかり見て、コミュニケーションを図るようにしている。観察力がないと話をしても何にもならない」

<野村野球が土台>
 −目指す野球像は。
 「それぞれのチームカラーはあるが、野球の本質は変わらない。自分自身は子どもの頃、父親に教えてもらって野球を始め、高校までにさまざまな指導者と出会った。ヤクルトに入団しプロで最初の監督となったのが野村克也さん。今も自分の野球観を磨いているところだが、土台となっているのが野村さんの野球だ」

 −野村野球で大切にしている部分は何か。
 「いくつもあるが、野球は考えるスポーツということだ。考えるためにはいろいろなことを感じ、いろいろなことに気付かないといけない。そこを選手には身に付けてもらいたい」

 −石井一久ゼネラルマネジャー(GM)は育成の重要性を強調している。
 「生え抜きのいい選手を育てていきたい。そのためにはファームの組織も大事だし、1軍とのバランス、球団とのコミュニケーションも重要になる。一人ではできないので、みんなで協力し同じ方向に向かえる環境にしていきたい」

 −イーグルスの若手をどう育てるか。
 「ブルペンで投手を見た時、強い球を投げる選手が多いと思った。野手を含め、みんなに可能性を感じる。チームの勝利に貢献できる選手に成長させるためには、技術の向上、メンタル面の強化などで正しい方法や適切な練習を見つけないといけない。課題は一人一人違うので、僕ら指導者が選手と一緒に考え、それぞれに合ったアドバイスをする必要がある。言葉と行動で選手の心を動かしていきたい」

<活気あるチーム>
 −2軍の方針は。
 「まずはみんなが頑張れる環境をつくりたい。明るく元気な活気があるチームにしたい。その中で強い選手を育てたい。プレー、精神力、体力、球際、チャンスなど、さまざまな部分で強い選手にしたい。そのためには選手に強い気持ちがないとできない」
 「『微差は大差』という言葉を大事にしている。野球は少しの準備の差で大きな結果の差になる。選手には細かい所を見逃さず、こつこつ積み重ねて野球に取り組むことを求めたい」

[みき・はじめ]大阪府出身。大阪・上宮高から96年にドラフト1位でヤクルト入団。ヤクルト、日本ハムでプレーし、08年に現役引退。日本ハムで1軍内野守備走塁コーチ、ヤクルトで1軍ヘッドコーチなどを務めた。通算成績は359試合出場、打率1割9分5厘、2本塁打、14打点。背番号88。


2018年11月17日土曜日


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