宮城のニュース

<羽生結弦>ロシア杯SP首位 世界最高また更新110.53点

男子SPで首位に立った羽生

 【モスクワ共同】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯は16日、モスクワで開幕し、男子ショートプログラム(SP)で第3戦のフィンランド大会優勝の羽生結弦(ANA、宮城・東北高出)がルール改正後の世界最高得点を塗り替える110.53点をマークして首位に立った。モリス・クビテラシビリ(ジョージア)が89.94点で2位、友野一希(同大)が82.26点で4位。羽生は3位までに入ればシリーズ上位6人によるGPファイナル(12月6〜8日・バンクーバー)進出が決まる。

◎高い修正力、圧巻の内容

 SP、フリー、合計でルール改正後の世界最高得点をマークしたフィンランド大会から得点を引き上げることを目標としていた羽生は「今回の演技ならノーミスと胸を張って言える」。SPで全てのジャンプを成功させて前回の世界最高を3.84点更新し、キス・アンド・クライで破顔した。
 高い修正能力を発揮した。15日の公式練習で4回転サルコーは踏み切りの際に右肩が下がり過ぎていたため、空中でバランスを保てずにミスが目立った。
 しかし、本番では冒頭に流れるような着氷で「納得できる技のつなぎができて満足している」と自賛する4.30点の出来栄え点。4回転−3回転の2連続トーループの着氷では詰まりながらも意地で耐え、前戦より出来栄え点を稼いだ。
 ルール改正後初めてスピンとステップ全てで最高難度のレベル4をそろえ、演技点は5項目全て9点台半ば以上が並ぶ圧巻の内容。「指先、表情、一つ一つの音の感じ方を大事にした。表現面に関してはすごくうまくできた」と納得顔だ。
 今季はSPで憧れのウィアー(米国)が滑った演目「秋によせて」を使い、ウィアーのときに振り付けたタラソワさん(ロシア)の前でピアノの旋律に乗って熱演した。五輪2連覇を成し遂げても「いまだに新鮮な気持ちで試合に臨めている」。2季ぶりのGPファイナル進出やGP通算10勝目は目前で、銀盤の王者の勢いが止まらない。


2018年11月17日土曜日


先頭に戻る