岩手のニュース

<岩手競馬>12月8日再開が焦点 赤字回避のデッドライン

 岩手競馬に所属する競走馬から禁止薬物が相次いで検出されてレースの中止が続いている事態について、岩手県競馬組合(管理者・達増拓也知事)は16日、営業を12月8日に再開しないと事業存続の条件になっている「単年度の収支均衡」を達成できないとの見通しを示した。競馬組合議会の定例会で明らかにした。

 岩手競馬は既に10〜12日のレースを中止し、17〜19日も開催中止が決まっている。組合事務局によると、計6日間のレース中止によって本年度の年間収支の黒字は1億8200万円まで縮小する見込みとなった。
 さらに12月3日まで計6日間のレースを中止すると、黒字見込みは収支の均衡を維持するのにぎりぎりの5700万円となる。その次に予定されている12月8日以降のレースを取りやめた場合は、赤字に転落する見通し。
 組合は現在、所属する競走馬から任意の馬を抽出して禁止薬物検査を実施中。並行して厩舎(きゅうしゃ)などに監視カメラの配備を進めている。
 レース再開の見通しが立たないまま赤字転落のデッドラインが刻々と迫る事態に、議員からは「再発防止策の完了時期を決めるべきだ」との意見が出た。別の議員は「原因究明ができないうちは再開すべきではない」と指摘した。
 達増知事は「監視体制強化が現段階では有効な手段であり、取り組みを徹底することで一日でも早い再開を目指す」と述べた。


関連ページ: 岩手 社会

2018年11月17日土曜日


先頭に戻る