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<史跡答申>戊辰で落城、土塁現存 棚倉城跡(福島・棚倉町)

現存する土塁と堀。春は桜、秋は紅葉が楽しめる

 棚倉藩主の丹羽長重が江戸時代前期の寛永期に築城した。1868年に戊辰戦争で焼失するまで8家16代の城主交代があった。福島県棚倉町の中心部にあり、本丸跡は現在、公園として町民に親しまれている。
 本丸土塁上に二重隅(すみ)櫓(やぐら)4棟と一重櫓1棟が建てられた。各櫓をつないだ多門櫓は全長約600メートル。東北の城郭で随一の規模だった。
 本丸を囲む巨大な土塁と堀が現存。二ノ丸西面には約160メートルにわたる石垣が残るが、東日本大震災で一部が崩落したままだ。
 湯座一平町長は「戊辰戦争で落城して150年という節目の年に指定を受けることをうれしく思う。新たな観光資源や地域づくりに活用していきたい」と力を込める。



 国の文化審議会は16日、「棚倉城跡」(福島県棚倉町)など9件を新たに史跡に指定し、保護するよう答申した。
 150年前の戊辰戦争で自刃した会津藩の白虎隊士を祭る「会津飯盛山白虎隊士墳墓域」(会津若松市)や「丹藤氏(たんどうし)庭園」(弘前市)など3件を登録記念物にするよう答申。1873年に創建された「青葉神社」(仙台市)など185件の建造物を登録有形文化財とすることも求めた。


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2018年11月17日土曜日


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