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<囲碁>一力八段敗れタイに 王座戦・第2局

王座戦第2局で初手を打つ一力八段。右は井山王座

 囲碁の井山裕太王座(29)に仙台市出身の一力遼八段(21)が挑戦している第66期王座戦5番勝負の第2局が17日、三重県志摩市で打たれた。白番の井山王座が196手で中押し勝ちし、通算成績を1勝1敗のタイに戻した。
 持ち時間各3時間のうち消費時間は白2時間59分、黒2時間59分だった。
 第3局は19日、引き続き志摩市で行われる。

◎中盤に仕掛け井山押し切る

 【解説】右上の白三々入りから人工知能(AI)ソフト流の布石で碁が始まった。左下でも最近よく打たれる定石の進行となり、穏やかな序盤となる。
 左上の黒カカリに白のハサミ、さらに黒がハサミ返したところから両者とも時間を使い、慎重に進める。一手一手難しい局面だ。白が左上隅を地にし、黒は上辺に展開する。「白に不満はない」と立会人の羽根泰正九段。
 中盤、井山王座は上辺に打ち込んで仕掛ける。一力八段は左上の黒を捨て石にして黒1アテから黒9と構え、右上の白への攻めを見て反撃に出る。
 戦いは中央に拡大、黒の攻めに白が最強手でしのぎ切る。この結果、左側の黒の損失が大きく、白が優勢になり、押し切った。
 勝負はこれで1勝1敗のタイとなる。次の第3局が正念場だ。(河北新報囲碁記者 田中章)

<悪くない感じ/井山裕太王座の話>
 (中央で)難解な戦いになって、自信があったわけではないが、実戦は悪くない感じだった。右辺の白を連れ戻せて左辺の黒を取ることができ、よくなった。次も精いっぱい打ちたい。

<次へ切り替え/一力遼八段の話>
 序盤からよくなかった。中央の戦いは難しいと思っていたが、もう少しいい手があれば…。今日はよくなかったので逆に切り替えられる。2日後(の第3局)は頑張りたい。


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2018年11月18日日曜日


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