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被災地結ぶハラル芋煮 仙台・明成高生とインドネシア留学生が共同開発

協力して芋煮を作る留学生(左)と明成高の生徒

 楽天生命パーク宮城(仙台市)で24日に開かれる仙台インドネシアフェスティバルで、イスラム教徒(ムスリム)に対応した「ハラル芋煮」が販売される。9月の地震で大きな被害を受けたスラウェシ島から伝わった里芋を使い、市内の高校生と留学生が協力して仕上げた。東北の芋煮文化を両国の食材で楽しんでもらい、被災地の復興を祈る。

 ハラル芋煮の具は、同島から伝来したとされる里芋「セレベス」や鶏肉、油ふ、同校で栽培した仙台白菜など約10種類。戒律で豚肉やアルコールが飲食できないムスリムが食べられるよう、ハラル認証を受けた食材で作る。
 明成高調理科の生徒とインドネシアからの留学生が共同で開発し、生徒が酒を使わずに仕込んだみそを使ったみそ味と、しょうゆ味の2種類を用意する。
 同校で15日に試食会がああり、調理科の生徒5人と留学生ら4人が出来を確かめた。東北大1年ナハユ・エリンダさん(25)は「同じ被災地の宮城から私たちの国を思ってくれることがうれしい」と笑顔を見せた。
 調理科1年の杉本佳央理さん(16)も「インドネシアの苦しい状況は理解できる。芋煮を食べて温かい気持ちになってもらえれば」と話した。
 フェスは日本とインドネシアの国交樹立60年を記念し、有志でつくる実行委員会が初めて企画した。9月の地震を受けてチャリティーイベントとし、収益はスラウェシ島に寄付する。
 実行委員の作曲家ヒザシさん(40)=宮城野区=は「東日本大震災で受けた支援の恩返しになればいい。芋煮を食べながら一人一人が被災地を思ってほしい」と話した。


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2018年11月18日日曜日


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