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「共徳丸 海と一つに」巨大画展示 作者思い語る

共徳丸の水彩画をバックに思いを語る作者の加川さん

 音楽やトークで東日本大震災の犠牲者を悼み復興を祈る「コンポジウム気仙沼2018」が18日、宮城県気仙沼市民会館であった。ステージには津波で同市鹿折地区に打ち上げられ解体された第18共徳丸の巨大水彩画(縦5.4メートル、横16.4メートル)が飾られ、作者で同県蔵王町在住の加川広重さん(42)が思いを語った。
 加川さんは現地で市民から「船が陸に揚がっている姿を見ていられなかった」との話を聞き、「山育ちの自分にはない、気仙沼の人の船への感情移入を感じた」と述べた。気持ちに寄り添い「絵の中で船を海へ帰し、海と一つにしたいと思った」と意図を説明した。
 同市の訪問販売業鹿野栄子さん(75)は「本当に船が海へ戻るイメージ。流される車なども細かく描かれていた」と話した。
 解体に賛否両論があった共徳丸。重いテーマに加川さんは体重が9キロ減ったという。「気仙沼での展示には緊張感があったが、描いて良かった」と語った。
 絵は23日から蔵王町ございんホールで展示される。


2018年11月19日月曜日


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