福島のニュース

<原発ADR打ち切り>第1陣27日にも集団提訴 原告団最終的に2000人規模 福島・浪江

 福島県浪江町の町民約1万5700人が申し立てた東京電力福島第1原発事故に伴う慰謝料増額の和解仲介手続き(ADR)が打ち切られた問題で、集団訴訟に向けた原告団設立総会が18日、郡山市であった。第1陣として50世帯100人が27日にも、東電と国に慰謝料増額を求めて福島地裁に提訴する。弁護団によると、原告は最終的に750世帯の1500〜2000人規模になる見通し。
 総会後に記者会見した弁護団によると、(1)避難(2)コミュニティー喪失(3)被ばく不安−に対する慰謝料を求める。「東電側がADRの和解案を拒否し、早期解決への期待権が侵害された」(代理人の浜野泰嘉弁護士)ことも請求に盛り込む。最終的な請求額は27日までに決める。
 設立総会には78人が参加。団長に避難者の鈴木正一さんを選んだ。
 浪江町の集団ADRは7割を超える町民が申し立てた。原子力損害賠償紛争解決センターは月額5万円を上乗せして慰謝料を15万円とする和解案を提示。東電は6度拒否し、センターが今年4月、町に対して仲介の打ち切りを伝えた。


2018年11月19日月曜日


先頭に戻る