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<大船渡市長選>候補者の訴えと横顔

<とだ・きみあき>大船渡市出身。東北大卒。大手建設会社勤務や医療法人役員を経て、2010年に初当選して現在2期目。妻範子さん(69)と義母(86)の3人暮らし。
<ふじわら・よしのぶ>大船渡市出身。日大卒。衆院議員秘書、岩手県議5期を経て、2007年の参院選比例代表で当選して1期。妻千香子さん(66)と2人暮らし。

 任期満了に伴う大船渡市長選は、ともに無所属で、3選を目指す現職戸田公明氏(69)=国民推薦=と、元参院議員で一般社団法人顧問の新人藤原良信氏(67)が、東日本大震災からの復興施策やまちの将来像を巡って論戦を繰り広げている。投票は25日。両氏の訴えと横顔を紹介する。

◎戸田公明さん(69)=無現(国推)/被災跡地に企業誘致

 市政の運営を託されて2期8年。その歩みは震災からの復興と重なる。「復興期間は残り2年余り。何とか終われるぞというところまで来た」
 学校再建の入札で不調が続き、防災集団移転事業では合意形成に苦心した。建設会社の社員時代に海外の現場で施工管理を指揮した経験を発揮。刻々と変化していく復興の課題を乗り越えてきた。
 「復興事業を仕上げた上で多様な地域課題の克服に挑戦する」と強調。被災跡地への企業誘致、合計特殊出生率の向上など新たなまちづくりに意欲を見せる。
 周囲の人物評は「真面目」の一言。漫談家綾小路きみまろさんのファンで、直言とユーモアを織り交ぜた話術に憧れるという。

◎藤原良信さん(67)=無新/内陸との交通網整備

 震災の発生時は政権与党の参院議員だった。漁業者や事業者のなりわい再生を支える新たな補助制度実現の「一翼を担った」と自負する。
 2013年の参院選で落選したが、古里の将来に不安を感じて立候補を決意した。足かけ26年に及ぶ政治経験を生かして「地域に恩返しをしたい」と語る。
 「県内陸部との横断道を早期に具体化する」と主張。河川の津波対策強化やスポーツ施設の整備を公約に盛り込んだ。
 中高生の頃から交通網の整備などで格差を感じていたという。地域の問題を解決したいと政治家を志し、小沢一郎衆院議員(岩手3区)の書生からスタート。小沢氏に学んだ「百術は一誠にしかず」が座右の銘だ。


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2018年11月20日火曜日


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