宮城のニュース

会議の後は街へ出よう 仙台国際センターがPR強化、観光飲食へ誘客図る

地酒やグラスなど東北各地の名産品が並ぶ展示コーナー

 仙台国際センター(仙台市青葉区)が東北の地場産品のPR強化に乗り出した。昨年度35万人が利用した東北有数のコンベンション施設だが、利用者はホテルや駅から直接センターを訪れ、そのまま帰路に就く直行直帰がほとんど。名産品の展示コーナーを新設するなどして、ビジネスチャンスの拡大に寄与したい考えだ。

 会議棟1階で6月、名産品の展示を始めた。東北6県の地酒やかまぼこなどの食材38点、グラスやこけしなど工芸品47点が並ぶ。「この商品はどこで買えるのか」と尋ねる利用者に、市内の取扱店などを紹介しているという。
 特に人気なのが東北の地酒だ。今後、宮城県内25の蔵元全ての地酒を取りそろえた大型展示スペースを玄関ロビーに新設する。
 センターから街中や観光スポットを気軽に訪れてもらう仕掛けも用意した。
 11月までの期間限定で、9月には自転車の無料貸し出しを試行した。市の有料貸自転車事業「DATE BIKE(ダテバイク)」の電気自転車を活用し、センター全館を貸し切った催事の参加者は無料で利用できる。
 9月下旬にあった3500人規模の学会では50人が仙台城跡や大崎八幡宮の観光、中心部の飲食店での食事に利用した。このうち8割は買い物や飲食をし、波及効果をうかがわせた。
 センター利用者の推移はグラフの通り。東日本大震災後の2011〜14年度は減少傾向だったが、15年度の展示棟オープンで急増。17年度は1991年3月の開館以来、過去最多の35万6946人が利用した。
 指定管理者「青葉山コンソーシアム」の神崎友紀誘致広報課長は「近年は大規模な会議が多く、利用者が増えた。仙台駅から地下鉄で5分という立地の良さが後押ししている」と分析。市誘客戦略推進課の担当者は「青葉通周辺へ街歩きを促す地図を作製し、商店街や横町への誘客を促したい。物販にも力を入れたい」と話した。


関連ページ: 宮城 社会

2018年11月20日火曜日


先頭に戻る