福島のニュース

<福島第1>排気筒解体、模型で訓練 1・2号機 東電が現場公開

公開された排気筒の解体訓練。遠隔操作で上部に設置された解体装置が内側から筒、外側のアームで周囲の構造物を切断する=福島県広野町

 東京電力は19日、福島第1原発1、2号機共通排気筒(高さ120メートル)の解体に向け、高さ18メートルの模型を使った訓練を福島県広野町の試験場で報道関係者らに公開した。実物の解体は来年3月にも着手し、より線量の低い上半分について夏ごろの撤去完了を目指す。
 模型は高さが実物の約7分の1、直径は約3メートルで実寸大。作業員が遠隔操作室で画像を見ながら大型クレーンなどを操作し、つり上げた解体装置を筒の上部に設置した。
 装置は内側から筒を切断する。外側にはペンチやカッターを搭載したアームも取り付けられ、訓練では排気筒外側のはしごを切り取った。
 作業を担うプラント建設会社エイブル(福島県大熊町)の岡井勇取締役は「スムーズに作業できた。地元企業として、より安全着実に本番に臨めるよう訓練を積みたい」と話した。
 排気筒は原発事故時のベントで高濃度の放射性物質を含んだ水蒸気が通り、線量が高い。2016年9月の調査では、筒頂部で1時間当たり0.2〜0.5ミリシーベルト、地上30メートル地点で0.5〜1.5ミリシーベルトあった。地上66メートル付近などに水素爆発などによる複数の破断が見つかっていた。


2018年11月20日火曜日


先頭に戻る