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<震災遺構>浪江町・請戸小校舎の保存を検討 範囲など協議開始

 東日本大震災の津波で被災した福島県浪江町の請戸小校舎について、町は19日、震災遺構として保存を検討していることを明らかにした。福島市で同日あった県の復興祈念公園有識者委員会で、本間茂行副町長が説明した。
 本間副町長は「町としては残す方向で結論付けたい」と語った。10月に専門家らを交えた検討委員会を開き、残すことを前提に保存範囲などを探る協議を始めたといい、年度内に提言をまとめる。
 校舎は震災時、高さ15メートルの津波が直撃した。児童は近くの山に避難して全員無事だったが、東京電力福島第1原発事故に伴う避難を経て、現在は休校している。国と県が整備する復興祈念公園予定地の近くにあり、遺構として残すかどうかが焦点になっていた。
 同公園は浪江町と南隣の双葉町にまたがり、国営の追悼・祈念施設などを備える予定。県などは2019年度に実施設計を行い、20年の東京五輪の際に復興をアピールする場として暫定造成する。本格的な整備着手は五輪終了後になる。
 19日の有識者委では、行政委員の伊沢史朗双葉町長が「前倒しして進める努力をしてほしい」と整備スケジュールに注文を付けた。


2018年11月20日火曜日


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