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<カツオ水揚げ>気仙沼漁港、22年連続日本一 アニサキスの影響で価格は低迷

気仙沼漁港に水揚げされるカツオ=4月

 気仙沼漁港(気仙沼市)の2018年の生鮮カツオの水揚げが20日までに終了した。水揚げ量は主力の一本釣りと巻き網を合わせて1万9106トン。昨年(1万9769トン)と同水準で、22年連続で水揚げ日本一を守った。
 気仙沼市魚市場を運営する気仙沼漁協(気仙沼市)によると、内訳は一本釣りが1万5861トン(前年比43.0%増)、巻き網が3244トン(62.6%減)。約1万2020トンの水揚げがあった2位の勝浦漁港(千葉県)に、7000トン以上の差をつけた。
 今季の水揚げは、記録が残る1987年以降で最も早い4月に始まった。一本釣りは昨年はなかった5月に280トン水揚げされるなど、シーズンを通して好調を持続。巻き網は群れがまとまらず、漁獲量が少なかった。
 一方、価格は1キロ当たり平均約245円と前年(約315円)より2割以上も下がった。春先から寄生虫のアニサキスによる食中毒被害が各地で頻発。量販店などが生カツオの取り扱いを控えた影響が出た。
 気仙沼漁港は東日本大震災で被災した2011年も含めて日本一を守り続けている。ただ、水揚げ量はピークだった05年(4万3150トン)や震災前の10年(3万9750トン)に比べて落ち込みが大きく、国際的な資源管理が課題となっている。
 気仙沼漁協の臼井靖参事は「震災を乗り越えて22年間も日本一を維持できたことは誇り。カツオは地域経済の活性化にも欠かせない。今後も関係機関と協力し、気仙沼ブランドであるカツオ水揚げ日本一を守り続けたい」と話した。


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2018年11月21日水曜日


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