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元社員自殺訴訟 請求の棄却を会社側求める 山形地裁第1回弁論

 山形市のネッツトヨタ山形に勤務していた市内の男性=当時(27)=が退職後に自殺したのは在職中の長時間労働や上司からの暴言などによるうつ病が原因だったとして、遺族が同社に約1億1100万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が山形地裁であり、被告側は請求棄却を求めた。
 被告側は「認否、反論は追って準備書面で行う」との答弁書を提出し、具体的な反論はしなかった。
 訴えによると、男性は2010年4月に入社し、山形市内の店舗に配属。営業を担当していたが、長時間労働を強いられたほか、上司から「ごみ」「クズ」などと言われ、11年12月にうつ病と診断された。12年5月に退職した後も症状は改善せず、15年9月に自宅で自殺した。
 うつ病発症前の半年間の時間外労働は月47〜103時間で、山形労基署は16年8月、男性の自殺を労災認定した。遺族側は「会社は心理的負担が過度に蓄積しないための措置を講じなかった」と主張している。
 同社は取材に対し「亡くなった方のご冥福をお祈りする。法的な問題については弁護士と相談し、真摯(しんし)に対応したい」とコメントした。


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2018年11月21日水曜日


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