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JR浪江駅前にカフェ「もんぺるん」22日オープン 帰還住民らの憩いの場に

22日オープンのカフェ「もんぺるん」で準備する松本さん=福島県浪江町権現堂

 福島県浪江町のJR浪江駅前に22日、町出資の社団法人がカフェ「もんぺるん」をオープンさせる。東京電力福島第1原発事故に伴う全町避難指示が昨年春に一部で解除された後、駅前地区にカフェが登場するのは初めて。帰還住民や復興・復旧事業従事者らの憩いの場として、町の新たな再生につなげる。
 店舗は駅入り口の隣接地で、浪江の再生を目指す一般社団法人「まちづくりなみえ」が事務所としていた1階を改装した。店名は「もんぺスタイルでるんるんと気軽に過ごせるように」と付けた造語。広々とした店内に、大きなテーブルを中心に計35席を設けた。
 いわき市の専門店でブレンドしてもらったハンドドリップのコーヒーが自慢。日替わりランチを500円(税別)で提供するほか、軽食も準備する。
 まちづくりなみえに今春Uターン転職した松本幸子さん(33)が店長を務める。実家のある井手地区は現在も帰還困難区域。「復興で働く人たちもお年寄りも、誰もが気軽に来て一息つける場になってほしい。ゼロからのまちづくりをしたい」と意気込む。
 22日は午前10時からの記念式典後にオープン。営業時間は午前11時〜午後4時、水曜日定休。
 避難指示の一部解除後に町に住んでいるのは約850人。震災前は2万1400人の暮らしがあった。中心部では住居解体後の更地が目立つ。カフェには駅前の新たな顔としての期待がかかる。


2018年11月21日水曜日


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