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<女川原発>住民投票署名 目標の10万人実現へ意欲

通行人に署名を呼び掛ける鈴木さん(中央)ら=21日午後0時10分ごろ、仙台市青葉区

 東北電力女川原発2号機(宮城県女川町、石巻市)の再稼働の是非を問う住民投票の実現に向け、必要となる約4万人を上回る5万人以上の署名が集まったのを受け、活動を主導する市民団体「県民投票を実現する会」のメンバーは21日、安堵(あんど)の表情を浮かべた。宮城県議会での議論をにらみ、「ハードルは高い。まだ活動は終わっていない」と気を引き締めた。
 会の事務局責任者で仙台市青葉区のNPO法人理事鈴木智子さん(56)は、この日も同区の一番町平和ビル前で署名を募った。「住民投票の署名集めは初めて。目標の10万人はおろか、4万人集まるか不安だった」と打ち明ける。
 飲食店や事業所など署名スポットは57カ所に広がった。市民の反応は良かったが、時には「私は再稼働賛成」と拒む人も。鈴木さんは「賛成でも反対でもみんなで決めたい。足りないのは対話。互いに理解できれば、どんな結論でも前に進める」と伝え、協力を募った。
 街頭で署名した太白区の会社員女性(53)は「住民投票が実現すれば原発を見詰め直すきっかけになる」と話した。
 署名数は4万人を超えたが、メンバーは安心していない。知事が住民投票条例案を上程したとしても、県議会の可否判断には各会派の意向が強く働くからだ。
 県庁で記者会見した実現する会の多々良哲代表(60)は「投票実現が民意ということを示したい。そのために数が必要だ」と、目標の10万人署名実現に改めて意欲を示した。


2018年11月22日木曜日


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