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仙台文学館ってどこ?目立つ案内表示なし 「ガラスの仮面展」人気なのに…県外客、長時間迷うケースも

仙台文学館前の入り口と道路に設置された案内表示。最寄りのバス停から少し歩くと看板が見えてくる
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 仙台市青葉区北根の仙台文学館へのアクセスが分かりにくいという声が上がっている。漫画の原画展が人気を呼び、全国からファンが訪れるが、JR仙台駅前に目立つ案内表示はない。最寄りのバス停は市街地から離れ、文学館への道のりが分かりにくい。市は「イベント時にはアクセスの周知を強化したい」と話している。

 仙台の玄関口、JR仙台駅バスプール。バス停を探すも「文学館」の表示は見当たらない。今春、就職で仙台に引っ越してきた記者は、市内の地理には、まだ不案内だ。案内所で尋ねると「この時間なら富谷営業所行きに乗ってください」。ようやく仙台駅からバスに揺られ約20分。「北根二丁目文学館前」で降りた。
 バス停の案内表示に従って県道を歩いたが、文学館の建物が見えにくく、入り口にたどり着くまで、不安は消せなかった。
 文学館では10月6日〜11月25日、特別展「連載40周年記念 ガラスの仮面展」が開かれている。今月17日までに市内のほか、東北各県や首都圏から約5400人が訪れた。
 愛知県刈谷市の会社員、加藤周三さん(59)と妻の千津子さん(54)は先月31日、仙台駅からバスに乗ろうとしたが、西口バスプールで20分近く迷った。
 千津子さんは「バスプールで『文学館』の文字が見当たらず、不親切に感じた。イベントの時に案内役のスタッフを用意するなど、何かしら配慮があってもいいと思う」と話した。
 文学館はホームページや会員制交流サイト(SNS)で交通アクセスを周知したり、イベントのチラシを県外で配ったりしている。
 文学館の担当者は「分かりやすい場所でないのは確か。気軽に問い合わせてほしい」と釈明するが、案内不足は仙台に対する宮城県外からの来場者の印象を揺るがしかねない。
 市文化振興課の中山秀一課長は「ホームページに詳細なアクセスの情報を載せている。イベント時には周知を強化するが、県外から来る際には事前に情報を確認してほしい」と話した。


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2018年11月22日木曜日


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