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<季節ハタハタ漁>来月2日ごろ開始 読めない魚群動向に漁業者懸念

今季のハタハタ漁について意見を交わした漁業関係者ら

 秋田県や県内の漁協でつくるハタハタ資源対策協議会の会合が22日、秋田市であった。産卵のため岸に近づくハタハタを刺し網などで取る「季節ハタハタ漁」の初漁日が12月2日ごろになると推定されることが報告された。魚体が小さい1歳魚の割合が当初の予測以上に多いとみられ、読めない魚群動向に漁業関係者からは不安の声が漏れた。

 県水産振興センター(男鹿市)が、ハタハタの接岸と相関関係にある卵巣の成熟度が10月末に基準に達したと判断し、予想される初漁日を12月2日ごろと算出した。
 県は当初、今季は2歳魚が例年に比べ多いとみて漁獲枠を前年比80トン増の800トンに設定。季節ハタハタ漁480トン、沖合の底引き網漁320トンと分配した。
 しかし11月の沖合漁で1歳魚が予想以上に多く水揚げされたことから、小型の1歳魚の割合が多くなると修正。資源維持の観点から、22日の会合では小さな魚が逃げやすい隙間の広い網の使用などを要望した。
 出席者からは「2歳魚の量が減ったのか」「予測している資源量全体に影響はないのか」などの声が上がった。センターの担当者は「2歳以上は前年データなどで予想できるが1歳魚は難しい。漁獲動向を追い、解析を進めたい」との考えを示した。
 県は今季のハタハタ漁で、推定漁獲量に隻数や操業日数を掛け合わせたシミュレーション方式による漁獲枠の算定方式を導入した。一部漁協は、操業日数制限や魚群調査を実施し、資源確保と漁の効率化を図る方針。県側が10月初めに提案していた漁獲枠の追加配分方式は、関係者の理解が得られなかったとして見送ることになった。


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2018年11月23日金曜日


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