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<福島・小野7人死亡火災>孫やひ孫の成長楽しみに

 行方が分からなくなっている塩田恒美さんと母親のサクノさん(81)は仲のいい親子で知られた。
 恒美さんは生まれつき体が不自由だったが、長年、町内の裁縫会社で高級コートを仕立てる仕事をしていた。近所の女性は「『障害がある』という目で見られるのを嫌がっていた。その分、ひたむきに働いていた」と振り返る。
 20代前半でゴルフを始め、地元の仲間と楽しんだ。40代でリウマチを患ってから入退院を繰り返し、家にいることが増えたという。
 高校時代からの友人の男性(61)は「人には優しくて思いやりのある人。孫の成長を楽しみに、体調が悪い時も頑張ってきた」と無念そうに語った。
 サクノさんは、恒美さんを健常者と変わらずに生活できるように育てた。
 近所に住む恒美さんの同級生の男性(60)はサクノさんについて「おしゃべり好きで気さくで明るい。近所によくお茶飲みに出掛け、うちにも来ていた」と話す。
 サクノさんはひ孫の面倒もよく見ていた。近所の友人の女性(84)は「本当に驚いた。信じられない」と言葉を詰まらせた。


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2018年11月23日金曜日


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