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志津川のサケ五感で学ぶ 地元小学生12人、つかみ取りや調理体験

サケを協力して捕まえた児童たち(写真の一部を加工しています)

 宮城県南三陸町は23日、町内の小学生を対象に、サケの観察や調理体験をするイベントを町内で開いた。漁場となる志津川湾は10月、国際的に重要な湿地の保全を目指すラムサール条約に登録。町が来年2月に国内の登録湿地の子どもを集めて開く「KODOMOラムサール」のプレ企画として実施した。

 志津川小や伊里前小など4校の4〜6年生計12人が参加。志津川淡水漁協の組合員の協力を得て、八幡川で、遡上(そじょう)したサケのつかみ取りに挑戦した。児童たちは雌雄の見分け方を教わったり、雌の腹を割いて採卵する作業を見たりして生態に理解を深めた。
 名足小4年の千葉杏菜さん(10)は「サケはヌルッとした触感で、思ったよりも重かった。勢いよく飛び跳ね、つかむのが難しかった」と話した。
 調理体験は入谷公民館であり、子どもたちが包丁でサケの身を切り、皮をはぐなどした。海と川で取れたサケの身を並べ、色や匂いの違いを学んだ。フライやあら汁、マリネなどを大人たちと一緒に作り、旬の幸を味わった。
 ラムサール条約は湿地の保全だけでなく、学習や交流への活用を目的に掲げる。町ネイチャーセンター準備室の研究員阿部拓三さん(44)は「志津川湾がもたらす大きな恵みであるサケの生態を、子どもたちに五感で感じてもらえたと思う」と語った。


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2018年11月24日土曜日


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