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<福島・小野7人死亡火災>焼け跡に複数の暖房器具 県警、身元確認急ぐ

7人の遺体が見つかった火災現場に向かい、手を合わせる女性

 福島県小野町の無職塩田恒美(つねよし)さん(61)方が全焼し、7人の遺体が見つかった火災で、田村署は23日、前日に続いて住宅を実況見分した。子ども4人を含む家族7人が行方不明となっている現場には、犠牲者を弔う人が相次いで訪れ、手を合わせた。
 同署によると、焼失面積は塩田さん方が木造一部2階の住宅と倉庫などの計4棟約340平方メートル。隣家の住宅の一部や雑木林など約250平方メートルも焼けた。
 実況見分で、焼け方が激しく火元とみられる1階東側を中心に出火原因などを調査。塩田さん方の焼け跡から複数の暖房器具が見つかっているという。同署は23日に司法解剖を始め、遺体の身元確認を進めるとともに死因を調べている。
 郡山市の男性会社員(40)は娘4人と現場を訪れて手を合わせた。子どもたちは持参したあめを敷地近くに供えた。男性は「娘たちがお菓子をあげたいと言うので来た。うちも小さな子どもが多く、人ごとと思えない」と話した。
 塩田さんと親戚の同県平田村の遠藤源吉さん(62)は妻(60)と駆け付けた。「体の不自由な恒美を皆が支える温かい家庭。こんなことになってかわいそうだ」と焼け跡を見詰めた。
 小野町のパート従業員猪狩美香さん(41)は「保育園児向けの食品製造に携わったことがあり、いたたまれなくなった」と話し、お菓子と飲み物を供えた。
 塩田さん方は9人暮らし。21日深夜に発生した火災で塩田さんと無職の母サクノさん(81)、無職の長女美紀さん(30)、美紀さんの長男で小学3年の大輝(だいき)君(8)、いずれも保育園児の次男大翔(ひろと)ちゃん(6)、長女李帆(りほ)ちゃん(4)、三男皐大(こうた)ちゃん(3)と連絡が取れていない。
 パート従業員の塩田さんの妻(57)は逃げて両手にけがをし、会社員の美紀さんの夫(33)は仕事で外出していた。


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2018年11月24日土曜日


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