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<第2回世界防災フォーラム>来年仙台開催を発表 東北大など「被災地から発信」

仙台で開催する第2回WBFの成功を期し、握手する(左から)今村教授、アマン代表、小野教授

 東日本大震災の被災地から世界に防災を発信する国際会議「第2回世界防災フォーラム(WBF)」に関し、主催の実行委員会を構成する東北大災害科学国際研究所と仙台市などはスイス・ダボス市で23日(現地時間)あった「災害危機管理に関する国際シンポジウム」で、2019年11月に仙台で開催することを海外の研究者らに向け正式発表した。(ダボス=北條哲広)

 計画では、青葉区の仙台国際センターを主会場に19年11月9〜12日に開く。17年11月の第1回WBFと同様、15年3月の国連防災世界会議で採択された30年までの国際防災指針「仙台防災枠組」による防災戦略などを協議する。
 災害研の小野裕一教授によると、第1回には42の国と地域から計947人が参加し、合わせて49のセッションが開催された。第2回も同規模になる見込み。仙台市主催の「防災未来フォーラム」、防災関連企業などが出展する震災対策技術展が併催される。
 23日のシンポで第2回の開催について発表した災害研の今村文彦所長は「被災地から防災の意義を世界に発信し産学官民、メディアの連携を強める意義は大きい」と強調した。
 郡和子仙台市長もビデオメッセージを寄せ「仙台には震災の教訓や、復興を推進した市民や地域の力を世界に伝える責務がある。来年のWBFで取り組みをご覧いただきたい」と呼び掛けた。
 WBFは、ダボス市で2年に1回開催される「国際災害・リスク会議(IDRC)」と連携し、IDRC非開催年に仙台で開く。今年のIDRCは主催する国際組織「グローバルリスクフォーラム(GRF)」の都合で開催が見送られ、代替のシンポジウムが開かれた。
 第2回WBF開催に、GRFのウォルター・アマン代表は「代替シンポでは幅広い分野のテーマで議論することができた。来年のWBFでさらに議論を深めたい」と期待した。


2018年11月25日日曜日


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