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<大仙・旧池田氏庭園>初の常時公開で来場者10%増、紅葉の効用 市、来年も継続へ

庭園の風景に映える旧池田家住宅洋館=7月下旬
長岡安平が設計した庭園を散策する人たち=7月下旬

 大仙市高梨の国指定名勝「旧池田氏庭園」で5〜11月の6カ月間(157日間)にわたり実施された初めての常時公開に、1万4075人が訪れた。初夏、夏、秋の三つの時季に分けて計56日間公開した昨年(1万2781人)に比べて10.1%増加した。管理する市は「まずまずの成果」として来年も常時公開を続ける方針だ。

 市文化財保護課によると、月別の人数は、紅葉の始まった10月が3213人と最も多かった。一方で酷暑に見舞われた8月が1033人、9月は1164人と少なめだった。
 旧池田氏庭園は市東部の田園地帯にあり、約4万2000平方メートルの敷地は浮島のような形をしている。近代造園の先駆者長岡安平が設計を手掛け、明治・大正期に整備された。男鹿石から造られたシンボルの雪見灯籠は高さ4メートルと巨大だ。
 2004年に名勝に指定され、東北三大地主と呼ばれた池田家が07年に市に寄贈。園内の洋館は17年に国指定重要文化財となった。案内施設の整備も進んだことから、市は今年、積雪期を除く常時公開(5月19日〜11月18日)を実施した。
 市文化財保護課の熊谷直栄課長は「明るく開放的で、地方色のある魅力的な庭園だ。東北各地からの誘客に力を入れたい」と話す。


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2018年11月25日日曜日


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