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新病院完成に地域の期待高まる いわき市医療センターで内覧会

最新機器を備えたハイブリッド手術室を内覧会参加者に説明する病院スタッフ

 福島県いわき市が、老朽化した市立総合磐城共立病院を建て替えた新病院棟が完成し、市民向け内覧会が24日、2日間の日程で始まった。市医療センターに改称して救急、がん医療の体制を強化し、福島県浜通りの中核病院の役割を引き続き担う。12月25日に開院する。
 敷地に整備した新病院棟は免震構造採用の鉄骨13階で、延べ床面積約6万2700平方メートル。病床数は従来とほぼ同規模の700と市内最大。総事業費は約444億円。
 屋上ヘリポートを備え、救命救急センターは専用手術室設置で機能を拡充。がん医療の緩和ケア病棟(20床)を設け、高精度の放射線治療装置も導入した。
 最新の血管撮影装置と組み合わせ、血管内治療と開胸手術を同時に進められるハイブリッド手術室を新設。貯水槽など災害時に医療を継続できる設備も整えた。
 浜通りは東京電力福島第1原発事故の影響が色濃く、市内にも避難した約2万人が暮らす。高度・急性期医療を担う新病院への期待は周辺地域でも大きい。
 内覧会に参加した市内の高校2年村上郷歌さん(16)は「整った設備に驚いた。私たちの世代も働いてみたいと思う環境なので医療の人材確保にもつながるといい」と話した。
 現在の病院は今後解体し、1000台収容規模の駐車場などを整備する。


2018年11月25日日曜日


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