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元タカラジェンヌ、南三陸で念願のショー実現 歌って踊って復興の力に

なりきりステージでは、ひのさん(中央)が園児らと出演した

 元宝塚歌劇団員のひのあんじさん(35)が企画とプロデュースを手掛けた「南三陸エンターテインメントショー」が24日、宮城県南三陸町の町総合体育館であった。東日本大震災の支援活動を機に町の復興応援大使を務めるひのさんにとって、開催は念願だった。「南三陸の人たちに最高のエンターテインメントを届けるという夢が実現した」と喜びをかみしめた。

 610人が来場し、ひのさんら元タカラジェンヌ6人が出演したミュージカルでは客席から「ブラボー」と称賛の声が上がった。フィナーレでは、ショーの成功を物語るように盛大な拍手が送られた。
 ひのさんが子どもの教育を目的に制作した参加型ミュージカル「なりきりステージ」も披露された。町内の幼稚園児ら約30人が童話「桃太郎」を題材にした作品の主人公になり、映像や音楽を通じて物語の世界を体感し、作品に込められた思いやりの気持ちの大切さを学んだ。
 ショーでは地元の子どもたちによるダンスや三線(さんしん)演奏などの演目もあり、会場を盛り上げた。
 ひのさんが南三陸町を初めて訪れたのは震災後の2011年11月。宝塚歌劇団を退団した直後だった。テントで寝泊まりしながら、がれき撤去や漁業支援のボランティアに携わった。女優の経験を生かし、幼稚園や保育所で、歌や踊りを披露するなど活動を広げていった。
 ひのさんは「子どもたちと一緒に舞台を作り上げることも、ショーの目的だった。今後も人に幸せや喜びを届けるエンターテインメントの魅力を伝えていきたい」と話した。


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2018年11月26日月曜日


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