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<E番ノート>不易流行 名門・横浜高を率いた祖父の願い

 「1軍に上がれるかは実力だ」。希望に満ちた新入団選手発表の冒頭、東北楽天の石井ゼネラルマネジャーはあえて厳しい言葉で切り出した。確かに今季1年目の10選手で1軍昇格したのは近藤、岩見、山崎、西巻の4人だけ。即戦力とみられた寺岡は1年で支配下から育成選手へ降格した。
 弱肉強食の世界をどう生き抜くか。松坂(中日)、筒香(DeNA)ら超一流選手を輩出した神奈川・横浜高の渡辺元智前監督は、心構えとして「不易流行」を説く。本来の個性を自覚して守り、新しいものも取り入れて研さんすることが大事だと考える。ドラフト6位渡辺佳明の祖父としては「三振の少ない打撃が佳明の個性。それを生かして心技体に成長してほしい」と願う。
 ヤンキースで活躍する田中も先日、楽天生命パーク宮城(仙台市)を訪問した際、似た話をしていた。「プロに入った新人に対して周囲からいろいろな助言があるだろうが、取り入れるかは自分次第」。2007年に高卒新人としていきなり11勝を挙げ、新人王に輝いただけに説得力がある。
 プロから評価された特長とは何なのか。来季の新人選手にも自分を見失わず、一人でも多くが1軍で活躍することを期待したい。
(金野正之)


2018年11月26日月曜日


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