岩手のニュース

<ほっとタイム>「今こそ」象徴復元へ 300万円の募金目指す

復元を目指す母子像の写真と募金箱

◎一部流失 陸前高田の母子像

 岩手県陸前高田市の中心市街地で長年、市民を見守ってきた「母子像」を復元しようと、募金活動が始まった。
 1980年10月建立の像は、長崎市の平和祈念像で知られる彫刻家の故北村西望氏の作品だ。「青少年健全育成のシンボルに」と陸前高田市更生保護婦人会長だった故熊谷ハツエさんが、何度も手紙を出して制作を依頼。北村氏が「市の全ての母親の願いなら」と応じてくれた。
 しかし2011年3月11日、東日本大震災の津波で母子像は頭部が流失。建立に携わった女性団体のメンバーの多くも被災し、毎年開催してきた子育て支援の研修会が途絶えてしまった。
 それから約7年半。再び母親たちが立ち上がった。震災で激変した家庭環境を目の当たりにして、募金活動を主導する市各種女性団体連絡会の金野ヨシ子会長は「今こそ慈愛に満ちた母子像がなくてはならない」と語る。
 300万円の募金を目指す。連絡先は女性団体連絡会0192(56)2001。(大船渡支局・坂井直人)


2018年11月27日火曜日


先頭に戻る