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<仙台・警官刺殺>捜査が実質的に幕 犯行動機、最後まで判明しないまま

巡査長が襲撃され、死亡した仙台東署東仙台交番=2018年9月19日午前7時30分ごろ、仙台市宮城野区東仙台2丁目

 仙台東署東仙台交番で起きた警察官刺殺事件は、宮城県警が元東北学院大生相沢悠太容疑者=当時(21)=を容疑者死亡のまま書類送検し、捜査が実質的に幕を閉じた。焦点の犯行動機は最後まで判明せず、事件は不気味な余韻を残した。
 県警によると、容疑者は事件前日、自宅で家族と夕食を共にした。家族は「特に普段と変わった様子はなかった」と話し、事件と容疑者が結び付かず困惑していたという。
 事件前の足取りは防犯カメラの分析などでも分からず、当初から交番が標的だったかは不明だ。襲撃時はマスクに手袋姿で剣鉈など刃物4本と威嚇用のエアガンを所持。遺失物の届け出を装っており、県警は犯行の計画性はあったとみている。
 容疑者宅から押収されたエアガンはピストル型やライフル型など数種類に上り、銃関連の書籍も数冊あった。「拳銃を奪う目的以外に動機は見当たらなかった」(捜査関係者)が、確たる証拠がなく、拳銃狙いとは言い切れないと判断した。
 容疑者を死亡させた巡査部長による発砲について、捜査幹部は「巡査部長に刃先を向けて突進し、一瞬でもためらえば危険な状況だった。発砲はやむを得なかった」と理解を求めた。


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2018年11月28日水曜日


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