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<仙台・警官刺殺>死亡の男書類送検 宮城県警、殺人などの疑い

 仙台市宮城野区の仙台東署東仙台交番で9月、清野裕彰警部補=当時(33)、巡査長から2階級特進=が刺殺された事件で、宮城県警は27日、殺人や殺人未遂などの疑いで、別の男性巡査部長(47)の銃撃で死亡した元東北学院大生相沢悠太容疑者=当時(21)=を容疑者死亡のまま書類送検した。
 送検容疑は9月19日午前4時5分ごろ、「現金1000円を拾った」と交番を訪ね、持参したエアガンで清野警部補の顔面を撃ち、剣鉈(けんなた)で左胸を刺して殺害し、別室から駆け付け警告した巡査部長の警告に刃物を持って向かい、殺害しようとした疑い。
 清野警部補の拾得物受け付けの手続きを妨げたのに加え、巡査部長による現行犯逮捕を阻んだ公務執行妨害と、凶器の剣鉈とナイフ2本、はさみ1本を所持した銃刀法違反の両容疑でも書類送検した。
 県警は容疑者宅の捜索でエアガン十数丁や、銃の取り扱いを説明した書籍2冊を押収。容疑者が憲兵制度を大学の卒業論文のテーマに望んだ経緯もあり、憲兵の装備品でもある拳銃を奪う目的だった可能性もあるとみて捜査を進めた。
 ただ、清野警部補の拳銃のホルスターが外された形跡がないなど証拠が乏しかった上、家族や大学関係者らへの事情聴取でも有力な証言がなく、動機の解明には至らなかった。
 容疑者のスマートフォンは自宅になく、捜索でも見つからなかった。財布は自室に残されていたという。交番は今月1日、事件から約1カ月半ぶりに業務を再開した。


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2018年11月28日水曜日


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