山形のニュース

貧困状態の子ども 山形県内16%、全国平均2ポイント上回る

 山形県内の子どもの16%が貧困状態にあることが県が8、9月に初めて実施した調査で分かった。国の国民生活基礎調査(2016年)では全国の子どもの貧困率は13.9%。調査年度が異なるものの、県は全国平均を2.1ポイント上回った事実を重く受け止め、一人親家庭の所得向上や子どもの居場所作りなど支援策を検討する。
 調査は貧困の実態を把握し、効果的な施策を探るのが狙い。国の調査と同様に平均的な世帯所得の半分未満の世帯を貧困世帯、そこで暮らす子どもの割合を子どもの貧困率と定義し、貧困世帯と非貧困世帯の進学希望や悩みを比較した。
 大学進学を希望する子どもは、貧困世帯では34.5%にとどまり、非貧困世帯の51.9%を17.4ポイントも下回った。拡充が必要な支援制度を複数回答で尋ねたところ、貧困世帯の保護者の33.9%が無料や低額の学習支援を希望していることが分かった。
 県子ども家庭課の担当者は「県内の子どもの6人に1人が貧困状態にある。経済的背景が生活の不安や進学の希望にも影響を及ぼしている傾向が見られ、貧困の連鎖を食い止める施策につなげたい」と話す。
 調査は5、10、13、16歳の子どもがいる7591世帯を無作為抽出し、2529世帯から回答を得た。


関連ページ: 山形 社会

2018年11月28日水曜日


先頭に戻る