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石巻の水産加工×京都の料亭コラボ 京風味付けでサンマ缶 立命館大の校友会企画し限定発売

京都の料亭と共同開発したサンマの缶詰を持つ木村社長

 水産加工会社「木の屋石巻水産」(宮城県石巻市)と老舗料亭「木乃婦(きのぶ)」(京都市)は、宮城県女川町の女川港で水揚げされたサンマに京風の味付けをした缶詰を共同開発した。限定9000個を販売している。

 女川のサンマを和歌山県産の実さんしょうで辛みを付けた「さんま山椒(さんしょう)煮」と、同県産の梅干しで味に深みを出した「さんま梅煮」の2種類。新鮮なサンマを湯に通して臭みを抜いた後、しょうゆ、みりん、砂糖などで味付けした。
 レシピは木乃婦の主人高橋拓児さん(49)が考案した。高橋さんは「下処理でくせを抜き、弱まったトーンのまま味のバランスを整える『引いて足す京料理の手法』。あっさりして食べやすく仕上がった」と説明する。
 木の屋石巻水産を傘下に持つ「木の屋ホールディングス」(石巻市)の木村長努社長(66)は「従来の缶詰とは違う京風の味を楽しんでほしい。非常食にもなるが、食べながら買い替えてほしい」と話す。
 缶詰製造は、東日本大震災の被災地支援に取り組む立命館大校友会が企画。震災の風化を防ぐとともに、日頃から防災や減災を考えてもらおうと考案した。
 木村社長と高橋さんは共に同大出身。10月20日に仙台市で開かれた立命館校友大会に合わせて「KINOBUYA PROJECT」を発足させ、共同開発に取り組んだ。
 商品はどちらも400円(税込み)。賞味期限は製造日から3年。注文は木の屋石巻水産の販売WEBサイトか、同社への電話注文で。フリーダイヤル(0120)051237。
 売り上げの一部は、宮城県や河北新報社などが取り組む「子どものたより場応援プロジェクト」に寄付する。


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2018年11月28日水曜日


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