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<のりあい・つばめ>試験運行で利用者数、目標クリア 来春第2弾

 仙台市宮城野区の燕沢地区交通検討会は28日、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の試験運行の実績をまとめた。10月22日〜11月16日の12運行日の利用者は、目標の480人を大きく上回る587人に達した。市の支援の条件である収支率20%もクリアし、来春に第2弾の試験運行を実施することが決まった。
 利用者の推移はグラフの通り。序盤は目標の1日平均40人に届かない日が続き、4日目は19人まで落ち込んだ。その後はV字回復し、10日目に最多の71人を記録した。
 利用は、郡和子市長ら出発式の関係者、視察の市議らを除く住民だけで延べ542人に達した。全15カ所の停留所別では、起終点の燕沢コミュニティ・センターと、鶴ケ谷市民センターに利用が集中した。
 一律200円の運賃収入は11万7400円、企業協賛金(1社)は1万円を確保。運行経費に占める割合は24.8%となり、第2弾の試験運行でも市の支援を得られる見通しとなった。
 アンケートでは試験運行で「外出機会が増えた」との回答が30%に上った。運行日やルートの改善を求める声も50%以上あった。
 月、水、金曜の午前8時台〜午後5時台に計10便を走らせた。10人乗りジャンボタクシーを使い、仙塩タクシー(宮城野区)に運行を委託した。
 検討会は来年4月から約6カ月間、第2弾の試験運行に取り組む計画。要望の多い仙台オープン病院、JR東仙台駅を経由するルートを検討する。起終点を見直し、利用者が少なかった夕方の便数を減らす。
 大西憲三会長は「地域で危機感を共有し、最初の試験運行を突破できた。高齢者が日常的に乗り合い交通を使う暮らし方に変われば、利用者数は伸びると思う」と期待した。


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2018年11月29日木曜日


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