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自然に優しく味も優 東北大の無農薬米、今年も販売

コメを袋詰めする有志たち=24日、仙台市青葉区の東北大青葉山キャンパス

 東北大大学院農学研究科の川渡フィールドセンター(大崎市鳴子温泉)で農薬や化学肥料を使わずに栽培されたコメ「東北大にひとめぼれ」が12月3〜14日、各キャンパスの大学生協で限定販売される。今回は過去最多だった前年の3割増となる800袋(2合入り、300円)を取り扱う。

 東北大にひとめぼれプロジェクトは、2014年にスタートした。冬期も水田に水を張って水鳥など生物のすみかとし、有機物の豊富な「ふゆみずたんぼ」で栽培している。
 職員が川渡フィールドセンターで育て、農学研究科東北復興農学センターの公開講座「復興農学」を修了した社会人と学生の有志が販売してきた。
 今年のプロジェクト参加者は17人。学生の新規加入がなく、昨年より4人減った。それでも、仙台市内で開かれた環境啓発のイベントでポスターを展示したり、交流サイトのフェイスブックで現地の情報を発信したりし、ふゆみずたんぼの周知に力を入れた。
 今年のコメは生育初期に水不足が心配されたが、日照、降水が十分で味は良いという。「農薬不使用なので玄米も安心して食べられる」と人気が高く、追加販売した昨年よりも販売量を増やすことにした。
 農学部2年の渡辺仁奈さん(20)は「愛情込めて作ったコメを食べてもらい、自然に優しいふゆみずたんぼという選択肢を多くの人に知ってほしい」と話す。
 プロジェクトへの参加者を増やすため、復興農学の受講も呼び掛けている。東日本大震災で被災した農業の復興を目的とし、食や農業に関する幅広い講義がある。受講期間は5〜8月で、東北大や互換制度のある大学の学生は所定の単位が認定される。
 連絡先は東北復興農学センター022(757)4195。


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2018年11月29日木曜日


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