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<福島第1>廃炉資料館あす開館 初の一般向け施設、事故の経過と作業の進行を紹介

福島第1原発の敷地内を映し出す大型スクリーン
原発事故発生時の中央操作室の再現映像

 東京電力は、福島県富岡町の福島第2原発のPR施設「エネルギー館」を改装した「廃炉資料館」を30日に開館する。福島第1原発事故の経過と廃炉作業の進行具合を紹介する初の一般向け施設。27、28の両日、報道関係者に公開した。
 廃炉に関するコーナーでは、配管や足場が多数設置されている1〜4号機周辺の現状を高さ4.6メートル、幅6.4メートルの大型スクリーンに投影。実際に視察しているような感覚で見られる。汚染水発生を抑える井戸や地盤を凍らせた凍土遮水壁の仕組みをプロジェクションマッピングで解説する。
 原発事故の経過を振り返るコーナーでは、事故直後の状況を知る社員のインタビュー動画を視聴できる。2号機の運転員だった男性は「水素爆発でバルブの位置などが通常と違う状態で注水作業をしなければならなかった」と語っている。
 嶋津康館長は取材に「事故当事者としての反省と教訓を後世に伝え、廃炉の現状を分かりやすく紹介し、少しでも地域の安心につなげたい」と述べた。
 展示内容は、日航ジャンボ機墜落事故の資料を展示する安全啓発センター(東京)などの施設を参考に決めたという。入館無料。開館時間は午前9時半〜午後4時半。毎月第3日曜日と年末年始は休館。


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2018年11月29日木曜日


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