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<コメ食味国際大会>「たきたて」再び頂点 宮城・大崎の斉藤さん親子出品 粘り・弾力、冷めても美味

最高賞を獲得した斉藤武康さん(右)、慶治さん親子

 岐阜県高山市で26、27日にあった「第20回米・食味分析鑑定コンクール国際大会」(米・食味鑑定士協会主催)で、大崎市古川の農業斉藤武康さん(68)、慶治さん(37)親子が出品した「たきたて」が、最もランクの高い国際総合部門で金賞に選ばれた。審査の獲得票も最多で、2年ぶりに頂点に返り咲いた。
 海外を含め今回の応募は5717点。国際総合部門では食味分析計による2回の予選を経て、45点が食味官能検査に進んだ。鑑定士30人による投票の結果、20点が金賞に選ばれ、慶治さん名義のたきたては他の2点と共に最多得票だった。
 低・中アミロース米の栽培別部門でも、武康さん名義のたきたてが特別優秀賞を獲得し、ダブル受賞となった。
 たきたては県古川農業試験場(大崎市)が開発。今年本格デビューした「だて正夢」と同じ低アミロース米で粘りと弾力があり、冷めてもおいしいのが特長だ。
 米粒が白濁しやすく流通業者に敬遠されたことなどから作付けが減り、県内の作付比率は現在0.1%未満。県の奨励品種の指定廃止が検討され、種もみの供給停止の危機にある。
 斉藤家では、ひとめぼれ、ササニシキ、だて正夢なども作るが「食味はたきたてが一番」とほれ込み、栽培を続けている。本年産は3カ所で肥料などを変えて栽培。猛暑だったが、6月の低温が影響し、収量は上がらなかったものの、食味は満足いく出来だったという。
 武康さんのたきたては2016年のコンクールでも金賞を射止めた。武康さんは「この品種を絶やしたくないとの思いで頑張った。再び頂点に立つことができ、うれしい」と喜ぶ。
 慶治さんも「(種もみ供給停止の)不安はあるが、作り続けたい」と話す。斉藤家のたきたては、仙台三越などで購入できる。
 コンクールでは、七ケ宿源流米ネットワーク(七ケ宿町)の「ひとめぼれ」も都道府県代表お米選手権部門で特別優秀賞を得た。


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2018年11月30日金曜日


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