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<羽生結弦>全日本出場が焦点に 王者、判断難しく

ロシア杯男子で優勝し、松葉づえ姿で表彰式に臨む羽生=18日、モスクワ

 フィギュア男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦(ANA、宮城・東北高出)がグランプリ(GP)ファイナル(12月6〜8日・バンクーバー)を欠場することが29日、決まった。羽生は古傷の右足首を再び負傷した17日、全日本選手権(12月21〜24日・大阪)の出場について「厳しい」と話していた。ファイナル欠場はやむを得なかったといえる。苦境の中、次の焦点は過去2年とも欠場した全日本選手権で滑るかどうかに移る。
 羽生は負傷した日のロシア杯のフリーを回避する選択肢もあった。しかし、2006年トリノ冬季五輪男子金メダルのプルシェンコが滑った演目をアレンジし、憧れのスターを生んだ思い入れのある地で最後まで演技した。次戦以降に影響が出る可能性が高いことを理解し「何をしたくて何を削るかを考えた」と自ら決断して滑った。
 勝利のために複数種類の4回転ジャンプに挑み続けてきたが、体へのダメージは大きく、右足首は今回の負傷前から緩い状態だった。早く回復して全日本に強行出場した場合も負傷の原因となった4回転ループなど高難度なジャンプを含む構成は望めない状況。王者は難しい判断を下すことになる。
 全日本選手権は3月の世界選手権の代表最終選考会を兼ねており、代表になるには出場が条件。ただし、日本連盟の選考基準では、世界選手権3位以内に入った実績のある選手が負傷などで全日本選手権を欠場した場合の特例措置がある。


2018年11月30日金曜日


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