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<来訪神・無形遺産決定>吉浜のスネカ 観光化より伝承を

 全国8県の10件で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」が29日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されることが決まった。東北分は岩手、宮城、秋田、山形各県の4件。決定の知らせに、地元の関係者から喜びの声が上がった。

 「年に一度の風習として本来の形を守り、後世に伝える」。住民は約1250人、約470戸の岩手県大船渡市三陸町吉浜地区では「吉浜のスネカ」の登録決定に関係者が決意を新たにした。
 約200年続く漁村の小正月行事だが地域の人口が減少し、今は地元中学生も協力して伝統を守る。
 保存会の柏崎久喜会長(68)は「地域と共にこれまで通り伝承に努める」と淡々。登録を機に観光化する考えはなく「国内外の皆さまには、温かく見守り続けてほしい」と呼び掛けた。
 市は29日、三陸鉄道南リアス線の吉浜駅に感謝の看板と祝いののぼりを掲げた。戸田公明市長は「とても栄誉あること。保護と継承に努めたい」との談話を出した。


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2018年11月30日金曜日


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