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<あんぽ柿>初冬の風で甘味増す 福島・伊達で作業最盛期

あんぽ柿作りに取り組む一條さん
震災前の出荷量に戻そうと生産者が張り切っている

 オレンジ色の実が初冬の風に揺れる。伊達市特産の干し柿「あんぽ柿」作りが最盛期を迎えた。
 発祥の地といわれる同市梁川町五十沢地区。農業一條篤さん(70)は自宅横の加工場で精を出す。皮をむいた後、硫黄でいぶし、風通しの良い2階で約1カ月。自然の風が渋味を抜いて甘味を増してくれる。
 東京電力福島第1原発事故後、福島県北のあんぽ柿は2年間、全面的な出荷自粛を強いられた。2013年に検査に合格した「モデル地区」で加工を再開。現在も放射性物質濃度検査で安全性を確認した上で出荷している。
 地元のふくしま未来農協(福島市)によると、昨年の出荷量は東日本大震災前の約7割。生産農家2代目の一條さんは「今年は豊作で、天候に恵まれて色づきも良くなりそう。早く震災前の出荷量に戻したい」と語った。


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2018年12月01日土曜日


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