福島のニュース

AIが保育施設入所を判定 福島・郡山市、来年度の導入目指す

郡山市役所であった連携協定締結式=11月26日

 福島県郡山市は保育施設の入所に関する事務作業について、人工知能(AI)を活用する模擬実験を実施する。過去の入所申請の手書きデータを使い、読み取りや施設選定の判断ができるかどうかなどを検証。実効性などが確認できれば来年度から導入し、入所手続きの迅速化などを図りたい考えだ。
 実験では手書きの書類を機械で読み取って電子データ化。保護者の就労状況や障害の有無などによって点数化し、優先順位を決めて入所先などを選定する。市側が過去に行った実際の判断と比較して検証する。
 NTTデータ東北(仙台市)と富士通のシステムを活用、12月から来年3月まで続ける。市は11月26日、無償で協力する両社と連携協定を結んだ。
 市内の認可保育所や認定こども園は69施設。入所申請書類の処理は年間約8200件に上る。職員2人の手作業による現状では、計約1800時間要するという。入所申請は毎月5日に締め切り、20日ごろに結果を通知している。
 AIシステムを使うことで、数日要する作業が数秒で済む可能性があるという。市子ども育成課の担当者は「少しでも早く結果を通知できれば、保護者がその後の対応を取りやすくなる」と説明。11月1日現在の速報で99人いる待機児童の解消にも期待する。
 福島市も同様のシステムを導入する方針で、来年度にも実験を始めるという。同市の待機児童は10月1日現在の速報で142人。


関連ページ: 福島 政治・行政

2018年12月03日月曜日


先頭に戻る