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<亘理・山元ウイーク>てくてく歴史散歩/亘理伊達家の菩提寺 大雄寺(亘理町泉ケ入)

毛虫の前立てで知られる成実の甲冑像

 今年生誕450年の伊達成実が建立した泉ケ入の大雄寺は、亘理伊達家歴代の菩提(ぼだい)寺です。決して後ろに引かない毛虫の前立てに象徴される勇将、成実の御霊屋には、1715(正徳5)年に制作された高さ54センチの甲冑(かっちゅう)像があり、今年修復が行われました。
 御開帳は1月16日と8月16日で、家臣らが正月とお盆にお参りしたのに由来します。御霊屋の脇からは領内が一望できました。太平洋や金華山も見えます。
 見晴らしの良さと言って、ぴんとくるでしょうか。そう、山城です。源頼朝が藤原氏を滅ぼし、千葉常胤の三男胤盛に亘理郡が与えられました。それが亘理氏の始まりで、居城の小堤城が置かれました。中世の山城の顔も楽しんで下さい。
 伊達家がまだ福島にいる時、成実は亘理氏の姫君の亘理御前を最初の妻に迎えます。成実と亘理は本当に縁が深いのです。
(亘理町郷土資料館・菅野達雄さん)


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2018年12月04日火曜日


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