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<亘理・山元ウイーク>てくてく歴史散歩/280年前に異国船騒動 磯浜唐船番所跡(山元町坂元)

浜番所跡。遺物は残っていないが、高台から太平洋を望める

 福島県境に近い磯地区にあります。幕府の鎖国に伴い、仙台藩が領内5カ所に置いた外国船監視施設の一つ。正保年間(1644〜47年)に設置され、足軽が交代で見張りを続けました。
 異国船は元文4年(1739年)、突然現れました。番所設置から90年以上が経過していました。「今日もどうせ、こねーべ」と思っていたかどうかは分かりませんが、当番だった足軽は驚いたでしょうね。
 夜はかがり火が海岸線に連なり、仙台城では鉄砲隊が大手門を固めました。騒動は10日ほど続きました。結局、磯浜の番所の歴史で異国船出現はこの時だけ。船の正体は後にロシアの探検隊と分かります。
 町歴史民俗資料館には当時の報告書「唐船番所日記」の写しと、現れた船の絵図があります。番所跡と資料館を巡れば、約280年前の大騒動に思いをはせることができるでしょう。(山元町生涯学習課・山田隆博さん)


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2018年12月05日水曜日


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