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南部鉄「偶」ヒット中 やかんや鍋に入れて鉄分補給 愛らしい見た目評判、生産追い付かないほど

ぬか床に入れるとナスやキュウリのつや出し効果がある南部鉄偶
愛らしい見た目で人気を博している南部鉄偶

 岩手県が出土数日本一を誇る土偶を南部鉄器で再現した「南部鉄偶(てつぐう)」が人気を集めている。盛岡市の工芸品メーカー「壱鋳堂(いっちゅうどう)」が「やかんや鍋に入れて不足しがちな鉄分の補給に」と考案した。愛らしい見た目が消費者のハートをつかみ、生産が追い付かない状態だ。

 南部鉄偶は昨年8月に発売。湯沸かし用のやかんや煮物を作る鍋に入れ、鉄分を染み出させる。黒豆のつや出しやアサリの砂抜きにも役立つという。
 デザインは岩手県で多く出土する遮光器土偶、座った状態の合掌土偶、顔の形が特徴的なハート形土偶など計5種類。価格は2000〜2200円(税別)。体高は6.5センチと手のひらサイズだが、重さは300グラム前後とずっしりしている。
 2頭身の体形が「かわいい」と評判となり、文鎮や箸置きとして購入する人も多い。今年に入ってからは毎月「生産能力の限界」という千数百個を全国約30カ所の土産物店などに出荷している。
 壱鋳堂の佐藤康大社長は「安価で、若い人でも手が届く南部鉄器をつくりたかった」と説明。「鉄分補給で健康維持のために利用してほしいが、キッチンに置くだけでも癒やされて家事が楽しくなるはず」とPRする。
 南部鉄偶は盛岡市の百貨店「川徳」や大手通信販売サイトで購入できる。連絡先は壱鋳堂019(681)0560。


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2018年12月05日水曜日


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