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南相馬産米、地元学校の給食に 全量検査経て7年8ヵ月ぶり再開

地元産米のご飯給食を元気よく食べる原町二小の児童たち
地元産米のご飯給食を元気よく食べる原町二小の児童たち

 福島県南相馬市の小中学校と公立幼稚園の給食が4日、市内で収穫された新米に切り替わった。地元産米の使用は東京電力福島第1原発事故で中断してから7年8カ月を経ての再開となった。
 地元産の新米は21校と5園の約4300食で提供された。原町二小では門馬和夫市長と大和田博行教育長が、鹿島区と原町区で収穫されたコシヒカリのご飯、ひじきのつくだ煮やおでんなどのメニューを児童と一緒に食べた。
 完食した1年の本間咲菜(さな)さん(6)は「いつもよりお米がおいしいと思った。カメラがいっぱい来て、みんな少し緊張した」と笑顔を見せた。
 門馬市長は「給食を初めて食べた。地元産米はもちもちもっちりでおいしい。農家が希望を持ってコメを作れる環境を整えていきたい」と話した。
 市教委によると、2012年以降は北海道や新潟県産を使用。父母アンケートで県産米と市内産米を合わせ約8割が使用に賛同したため、市内産への切り替えを判断した。放射性物質濃度検査を全袋で続けている市内産は今後、週3回の米飯給食で用いる。
 南相馬市の主食用米は試験栽培を経て13年から出荷を再開。本年産は農家約260戸が3500トン(10年産は約3000戸が2万4000トン)を収穫した。


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2018年12月05日水曜日


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