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仙台市内の学生消防団員、4月から3.3倍の39人に 地域貢献認証制度が後押し

学生消防団研修会で、仙台市消防局の担当者の話を聞く学生=青葉区の東北福祉大ステーションキャンパス

 仙台市内の学生消防団員が4月から3.3倍の39人に増えた。学生の地域貢献を証明し、就職活動に役立ててもらう市の学生消防団活動認証制度が急増の背景にあるとみられる。東北福祉大生の入団が目立ち、同大が市と締結した地域防災力に関する協定も入団を後押ししている。
 市内では4月以降、大学生と専門学校生計27人が入団した。12月現在、計39人が市内19の消防団で火災現場での消火や防火啓発活動などをしている。入団動機は「地域のために頑張りたい」「若いうちにいろいろな経験をして、将来の役に立てたい」が多いという。
 「就職活動でアピールに使える」との入団理由も目立つ。市消防局は4月、学生消防団員の地域貢献を証明する認証制度をスタートさせた。学生にとっては就職活動で自分を売り込むポイントになり、人手不足に悩む消防団への参加促進も狙う。
 受け入れた消防団では「力仕事を手伝ってくれる」「団の雰囲気が明るくなった」などと学生の入団を歓迎する声が相次ぐ。
 増えた27人の半分は東北福祉大生が占める。同大は7月、市と地域消防力向上などに関する協定を締結。市の救急訓練への学生の参加などを盛り込んだ。認証制度や協定が学生の加入を後押ししたとみられる。
 7月に入団した総合福祉学部1年の沢田幸希さん(18)は「住民と訓練などで直接交流し、声を掛けられるなど地域とのつながりを強く感じる。就職では仙台の企業を受ける時には認証制度を活用し、学生時代の活動をアピールしたい」と語った。
 市消防局の伊藤睦雄消防団係長は「来年度以降は市内の大学に積極的に広報し、学生消防団員を増やしたい。卒業後も消防団活動を続けてもらえるようサポートしたい」と話した。


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2018年12月06日木曜日


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