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<ベガルタ>ジャーメイン劇場 全ゴールに絡む大活躍「決勝に行きたい強い思いがあった」

仙台−山形 前半14分、左からの折り返しにジャーメイン(左)が合わせ先制ゴールを決める(川村公俊撮影)

 仙台の初の決勝進出を懸けた大舞台で、23歳の新人ストライカーが覚醒した。ジャーメインが前半だけで全3得点に絡む大活躍。「決勝に行きたい強い思いがあった。3点とも絡めたのはプラスになる」と胸を張る。
 「ジャーメイン劇場」は豪快な一撃で幕を開けた。前半14分、左サイドの崩しを待ちながらゴール前で相手DFに体を寄せる。中野の左クロスの軌道を見て一歩下がり、自ら空けたスペースで左足を振り抜いた。
 勢いは続く。4分後は矢島にパスを出し、ミドルシュートでのゴールをアシスト。36分は左CKをファーサイドから頭で折り返し、平岡の3点目につなげた。3点ともゴールへの嗅覚がさえた。3トップの中央でプレーし、ボールを保持できる石原、野津田の両シャドーストライカーと連係。「ゴール前の位置取りに集中できた」と言う。
 天皇杯は3戦連続得点。1日の神戸とのリーグ最終戦でも2得点に絡んだ。一時、出番を失った時も腐らず反復練習を重ねた成果が出た。渡辺監督も「足元の技術がしっかりしてきたので、周りも見えるようになった」と成長を認める。
 決勝の舞台は浦和のホーム。「浦和のサポーターが圧倒的かもしれないが、ピッチで全力を尽くしたい」。新たな歴史に恐れず挑む、上り調子の若武者の決意が頼もしい。(原口靖志)


2018年12月06日木曜日


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