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<仙台市議会>人事委員案に一転同意 全会一致「説明納得」

 仙台市議会は6日開会の12月定例会で、人事委員会委員に元仙台弁護士会長の内田正之氏(61)を選任する人事案に全会一致で同意した。9月定例会で仙台市民オンブズマンの一員だった内田氏の経歴に一部市議から異論が相次ぎ、市が提案方針を撤回していた。市は近く内田氏に辞令を交付する予定で、人事委員の欠員という違法状態が解消される見込みだ。
 人事案に難色を示していた議員は「内田氏は重要な役職を歴任しており、人柄は申し分ない。『市と係争中の案件などがある団体と関係を持たない』と本人が言っている、と市側の説明があり納得した」と同意の理由を説明した。
 一方、別の議員は「異論の声を上げていた議員らは任命権者の郡和子市長を責めようとしていたが、同意した理由を公の場で明らかにすべきだ。そうしなければ(内田氏を推薦した)仙台弁護士会や市民の理解を得られない」と指摘した。
 前委員の任期は9月27日で満了し、委員3人のうち1人が欠員となった。人事委は合議制で、地方公務員法は「3人の委員が出席しなければ会議を開くことができない」と定めており、仙台市では約2カ月間、違法状態が続いていた。
 内田氏は日弁連副会長などを歴任。1990年代に仙台市民オンブズマンの一員として、市を相手にした複数の民事訴訟で原告代理人を務めたという。
 市は9月定例会に内田氏を候補者とする人事案を提出する方針を発表。議員の一部に経歴への異論が出たのを受け、市は「全会一致で同意を得られる環境に至らない」と提出を取り下げた。


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2018年12月07日金曜日


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