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<愛でよう観賞魚>金魚編(3)飼育環境 水道水20度前後を維持

水道水には塩素中和剤を入れ、カルキを抜いてから使う

 今回は金魚の飼育環境についてお話ししたいと思います。水生生物を飼育する際は、その生物に合った環境を用意しなければなりません。大事なのは水質と水温です。この部分が合わないと、生物は長く生きられないのです。
 金魚の飼育に適した水質は中性から弱酸性です。軟水で、アンモニア・亜硝酸塩の有毒成分がないことも条件になります。有毒成分の件は前回お話ししましたので省略させていただきます。
 水の酸性度はpH(ペーハー)で表します。水生生物を飼育する場合の基準は、pH7が中性、それを超えると弱アルカリ性からアルカリ性(pH8)になります。7未満6超は弱酸性で、pH6で酸性です。軟水とは、ミネラルなどを含まない水のことを言います。逆にミネラルを含む水のことを硬水と呼びます。
 水道水の水質はpH7、軟水なので金魚の飼育には適した水と言えます。ただし、水道水には消毒成分のカルキ(塩素)が入っているので、市販の塩素中和剤で処理してから使うようにしましょう。
 次に水温です。飼育温度は15〜25度前後と幅広いですが20度前後が適温です。重要なのは水温の変動があまりないことです。
 魚は変温動物であるため、周囲の温度の影響を受けやすい特徴があります。水温の変動が多かったり、急に激変したりすると、体内の機能が不安定になって体調を崩し、病気にかかりやすくなります。季節の変わり目などに調子を崩すことが多いのはこのためです。
 飼育水温の変動を抑えて安定させるためには保温器具である水槽用ヒーターを使うと良いでしょう。あらかじめ設定された温度に温める温度固定型よりも、ある程度の範囲内で任意に温度を設定できる調整型がお薦めです。
 ヒーターの出力(ワット数)が高いほど温める力が強いので、なるべくワット数の高い物を選びましょう。45〜60センチの水槽には200〜300ワットが適しています。水温が安定すると金魚は病気になりにくくなります。次回は水槽管理の仕方についてお話ししたいと思います。
(観賞魚専門店経営・朝比奈理一)


 


2018年12月07日金曜日


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