宮城のニュース

<J1参入PO>元ベガルタ、東京Vの田村直也 10年前の雪辱期す

横浜FCとのJ1参入プレーオフ2回戦にフル出場した東京V・田村

 8日にヤマハスタジアムであるJ1参入プレーオフ(PO)決定戦で、J1磐田と対戦するJ2東京VのMF田村直也が10年前の雪辱に燃えている。当時J2仙台(現J1仙台)の選手として同じスタジアムで磐田との入れ替え戦に出場したが、昇格を果たせず挫折を味わった。「あの時の悔しさを晴らす」と気合がみなぎる。
 2日にニッパツ三ツ沢球技場であった横浜FCとのPO2回戦は3バックの右でフル出場した。闘志むき出しのプレーで攻守に奮闘し、0−0のロスタイムに得点する劇的な勝利を呼び込んだ。
 プレーは熱くても頭は冷静だ。「相手は同じ磐田でも、メンバーは違うし自分の所属も違う。因縁という意識はない。J2で6位だったチーム。チャレンジャーとして挑む」と口元を引き締める。
 東京Vの下部組織育ち。2013年に仙台を戦力外となって古巣に戻り、5年目にJ1復帰のチャンスが巡ってきた。「僕は仙台に育ててもらった。宮城の人を喜ばせたい気持ちが間違いなく力になっている」。プロとしての一歩を踏み出し、7季過ごしたクラブへの思いは変わらない。
 「あの時ピッチで味わった悔しさは今でも夢に出てくる」。10年前の入れ替え戦の記憶は鮮明だ。東日本大震災の被災地に義援金を送るなど第二の故郷との交流が続く。「昇格してユアスタで活躍する姿を見せます」。仙台サポーターにも勝利を誓う。(剣持雄治)


2018年12月07日金曜日


先頭に戻る